本格焼酎とは

本格焼酎とは、ある定義を満たした乙類焼酎(単式蒸留焼酎)のことをいう。

目次

定義

本格焼酎の定義は

1.麹を使用
2.原料は、穀類(麹も含む)・いも類(麹も含む)・酒かす・砂糖(黒糖)及び穀類、芋類を主原料とするその他原料
3.単式蒸留器で蒸留されたもの
4.水以外の一切の添加物を加えないもの

とされている。

なかでも、砂糖・クエン酸・酒石酸・合成着色料(食用黄色4号・5号)などは乙類焼酎への使用が認められており、本格焼酎ではこれを使用しない。

乙類焼酎の中にはコストを下げるため、くず米やくず芋といった粗悪な素材が使われることがあり、そこういった粗悪な素材で造る焼酎は独特な臭いが発生する。この臭いを取るために、砂糖・クエン酸・酒石酸などを使うことで飲みやすくなる。
また、合成着色料(食用黄色4号・5号)は、樽貯蔵酒に見えるように使用される。

※添加物は原材料表示に加える必要があり、ほとんどの乙類焼酎には含まれていない。

※ただし、砂糖については原料重量の5%までは表示義務がないため使用しているものもあるという噂があるが、結局糖分は蒸留過程で取り除かれる。

本格焼酎と呼ばれた経緯

「乙」には「第二位のもの」という意味があり、これでは甲類焼酎に劣っているような表現だという意見があり、本格焼酎と言われるようになった。

本格焼酎は厳密には乙類焼酎と同義ではない。ただし、ほぼ全ての乙類焼酎は以下の本格焼酎の定義を満たしているため、ほとんど同じように扱われることが多い。

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