用語辞典– category –
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磨き蒸留とは
磨き蒸留とは、蒸留の際のもろみの撹拌に金属の部品でなく空気を使って行う事。 本坊酒造の特許技術であり、「あらわざ桜島」の製造に用いられている。 【仕組み】 もろみを蒸留する際、そのもろみの高い粘度から、そのまま火入れを行うとコゲ付きや蒸留ム... -
フーゼル油とは
フーゼル油とは、蒸留後の焼酎に含まれる油滴の事。 稀に白い塊がスノードームのように浮くことから、焼酎の華ともいわれている。 【特徴】 フーゼル油は蒸留酒を造る際に一緒に蒸留される脂肪酸の総称で、水に溶けにくく比重が水よりも軽いため、蒸留酒を... -
荒濾過とは
荒濾過とは、蒸留後の焼酎を多少濾過したものの事。 蒸留後の焼酎は白濁している。これは、焼酎中にフーゼル油などの油滴が散らばっているためである。(牛乳が白く見えるチンダル現象と同じ理由) このフーゼル油は焼酎のクセ・臭み・うま味のもとでも... -
無濾過とは
無濾過とは、蒸留後の焼酎を完全に濾過しない事。完全に濾過しないものや、油取りを行ったり、多少の濾過を行うものがある。 【特徴】 蒸留後の焼酎は白濁している。これは、焼酎中にフーゼル油などの油滴が散らばっているためである。(牛乳が白く見え... -
濾過とは
濾過とは、液体混合物をフィルターに通し、フィルターの穴よりも大きな粒子を取り除くこと。 焼酎においては、蒸留後の焼酎からフーゼル油を取り除く作業のこと。 蒸留後の焼酎は白濁している。これは、焼酎中にフーゼル油などの油滴が散らばっているため... -
本格焼酎とは
本格焼酎とは、ある定義を満たした乙類焼酎(単式蒸留焼酎)のことをいう。 【定義】 本格焼酎の定義は 1.麹を使用2.原料は、穀類(麹も含む)・いも類(麹も含む)・酒かす・砂糖(黒糖)及び穀類、芋類を主原料とするその他原料3.単式蒸留器で蒸留... -
乙類焼酎とは
乙類焼酎とは、単式蒸留で造ったアルコール度数45%以下の焼酎のこと。 ■蒸留とは ■単式蒸留とは 【特徴】 さつまいもで造られる芋焼酎や、大麦で造られる麦焼酎、米で作られる米焼酎などが有名。それぞれの特徴的な香りがよく出る。 【原料】 主原料... -
甲類焼酎とは
甲類焼酎とは、クセのないクリアな味わいが特徴の焼酎のこと。 別名を連続式蒸留焼酎といい、連続式蒸留で造られる。 ■蒸留とは ■連続式蒸留とは 【原料】 甲類焼酎の原料は主に廃糖蜜。 廃糖蜜(モラセス)はサトウキビの絞り汁から砂糖を生成する際... -
連続式蒸留とは
連続式蒸留とは、複数回に渡って連続で蒸留を繰り返す方法のこと。甲類焼酎がこれにあたる。 ■蒸留とは 【特徴】 複数回蒸留を行うため、原料のクセや特徴が残りにくく安価で制作でき、アルコール度数を確保しやすいため高濃度アルコールを生み出せる。... -
単式蒸留とは
単式蒸留とは、原則1回程度の蒸留を行い原料の香りを残す蒸留方法。1回のみのためアルコール度数を確保するのが難しい側面もある。 ■蒸留とは 蒸留機には、ウィスキーの蒸留にも使われるポットスチルや、木樽蒸留機がある。 ■木樽蒸留機とは 芋麦米な...