本格焼酎が出来るまで

こんにちは。酎マガ編集部です。

私たちが普段楽しんでいる焼酎はさまざまな工程を経て作られています。これを知ると普段の何倍も焼酎が楽しめるはず。

まずは焼酎ができるまでの一連の工程を紹介しましょう。

目次

工程一覧

工程は以下のような流れで進みます。

  1. 原料の用意・加工
  2. 製麴
  3. 一次仕込み
  4. 二次仕込み
  5. 蒸留
  6. 油すくい(濾過)
  7. 貯蔵・熟成
  8. 割水
  9. 瓶詰

原料の用意

焼酎の原料は、主に麦、米、芋、黒糖、麦芽などが使用されます。それぞれの原料によって、味わいや香りが異なる焼酎が生まれます。原料の選定は、酒造りの重要なポイントです。

■さつまいも

ㅤ■大麦

ㅤ■米

ㅤ■黒糖

ㅤ■そば

製麴

麹原料を蒸し、麹を作ります。

焼酎造りには「一麹、二酛、三造り」という言葉があり、この製麴は1番目に数えられるほど重要な工程です。

■製麴とは

一次仕込み

製麴して出来た麹を発酵させる工程です。

櫂(かい)入れをしながら発酵を促し、アルコールはもちろん、雑菌に対抗するためのクエン酸や酵素などを生み出していきます。

ここでできるもろみを一次もろみといい、二次仕込みに持ち越します。

■一次仕込みとは

二次仕込み

一次仕込みで出来た一次もろみに、蒸した主原料を加えていきます。

こうすることで原料の香りを抽出し、より豊かな焼酎のフレーバーを楽しむことができるようになります。

■二次仕込みとは

蒸留

もろみを蒸留器に入れて、アルコール分を分離します。このとき、蒸留器によって異なる香りや味わいが生まれます。ポットスチルや木樽蒸留器などがその例です。

圧力を変えて、常圧や減圧にすることでも味わいが変化します。

また、この蒸留を1回(最大で3回程度)行うものを単式蒸留、複数回にわたって行うことを連続式蒸留と言います。

■蒸留とは

■常圧蒸留とは

 ■減圧蒸留とは

■単式蒸留とは

■連続式蒸留とは

濾過・油すくい

焼酎は、蒸留後、すぐに飲める状態にはありません。

蒸留したての焼酎は白く濁っており、透明感は全くありません。これは、細かい油滴が焼酎の中に散らばっている状態だからです。

この油滴を取り除くことでクセを無くします。

ㅤ■濾過とは

ㅤ■無濾過とは

ㅤ■荒濾過とは

貯蔵熟成

焼酎は濾過した後もまだトゲがあります。このトゲを取るための熟成期間を経て、味わいや香りをより深めていきます。

熟成期間は、焼酎の種類や酒造メーカーによって異なりますが、一般的には数か月から数年程度の期間が必要とされます。

またその貯蔵方法は、ステンレスやホーロー製のタンク・木樽・甕(かめ)などです。

ㅤ■貯蔵熟成とは

ㅤ■長期貯蔵とは

ㅤ■木樽貯蔵とは

ㅤ■甕貯蔵とは

それぞれのリンクは、それぞれの工程についてより詳しく解説したものですので、あわせてご覧下さい。

以上が、焼酎が出来るまでの一連の工程です。

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