こんにちは!酎マガ編集部です!
甲類焼酎、乙類焼酎という分け方をされることがある焼酎ですが
この2つの焼酎は全く別物として楽しまれています。
何が違うのでしょうか?
甲類焼酎とは
甲類焼酎は、クリアな味わいが特徴の焼酎。
クセがないため、お茶やジュースなど何で割ってもおいしく楽しめるのが特徴です。
(銘柄としては主に、韓国で製造されている『JINRO』や『鏡月』が有名ですが、調べてみると地域ごとにたくさんの甲類焼酎があることがわかります!)
乙類焼酎とは
乙類焼酎(本格焼酎)は、それぞれの原材料独特のクセ・香りを生かしたお酒です。
ストレート・ロック・水割り・お湯割りなど、そのままの香り・味わいで楽しまれているのが特徴です。
甲類焼酎と乙類焼酎の違い
甲類と乙類では蒸留方法とアルコール度数に明確な違いがあります。
蒸留について詳しく知りたい方はこちら
甲類焼酎
甲類焼酎は、クリアな味わいを出すため、複数回連続で蒸留する『連続式蒸留』で造られます。
連続で蒸留することで、もろみの香り成分などとアルコールが切り離され、アルコールと水の純度が高いクリアな味わいのお酒になります。
通常、アルコール度数は20%や25%の度数が普及していますが、酒税法では36%未満と定められています。
これ以上の度数では『スピリッツ』という扱いになってしまいます。
35%というのは、果実を漬ける際にちょうどいい度数であり、梅酒や柿の渋抜き用にも使われる『ホワイトリカー』がこれに当たります。
乙類焼酎
乙類焼酎は独特の香り・味わいを残すために、原則1回の蒸留を行う『単式蒸留』という方法で蒸留されたお酒です。
焼酎独特のクセや香りを楽しめる乙類焼酎は本格焼酎とも言われています。
主にアルコール発酵のために行う1次仕込みには、さつまいも・麦・米が使われます。
香りや味わいを加えるために行う2次仕込みには、さつまいも・麦・米をはじめとした、50品目以上のいずれかの素材がつかわれます。
シソ焼酎である『鍛高譚』や、栗焼酎の『ダバダ火振』などが有名です。
こちらも通常ではアルコール度数20%や25%の度数が普及しています。
酒税法ではアルコール度数45%以下と定められており、蒸留後に割水をしない『原酒』がこれに当たります。
最後に
いかがでしたか?
今回は甲類焼酎と乙類焼酎の違いについて解説しました!
ひとえに『焼酎』と言っても、その楽しみ方や製造方法はまるで違っています。
その焼酎が甲類なのか?乙類なのか?
注意してみてみると、さらに楽しい晩酌ライフが待っていますよ。